株式会社E-TEC
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日別アーカイブ: 2025年4月21日

第6回電気工事雑学講座

皆さんこんにちは!
株式会社E‑TEC、更新担当の中西です。

第5回「家庭でできる電気の省エネ術&快適アップアイデア」に続く、第6回電気工事雑学講座は、**「感電・漏電を防ぐ!アース工事と漏電遮断器の最新選び方」**をお届けします。家庭の安全を守るために欠かせない接地工事と漏電遮断器の役割・選定ポイント・設置のコツを詳しく解説します♪


1. アース(接地)工事の基本

① アースの役割

  • 安全経路の確保:金属機器が漏電した際、電流を地中に逃がし、感電リスクを低減。

  • ノイズ抑制:家電からの電気的ノイズを地面に逃がし、誤動作を防止。

② アース工事の手順

  1. 接地棒の埋設

    • 銅製または亜鉛メッキ鋼製の接地棒(1.2〜1.5m)を地中に垂直打ち込み。

  2. アース線の配線

    • 分電盤のアース端子から緑/黄被覆線を最短経路で接地棒へ配線。

  3. 接地抵抗測定

    • 接地抵抗計で10Ω以下を確認(地域によっては20Ω以下)。必要なら複数本打ち増し。


2. 漏電遮断器(RCD/ELB)の選び方

① 種類と用途

  • ELB(漏電遮断器):分電盤に組み込むタイプ。全回路をカバー。

  • RCD(RCCB):個別コンセント用。屋外コンセントや特定回路に。

  • AFDD:アーク+漏電検知複合型。火災リスクの高い場所に最適。

② 感度(動作漏電電流)

  • 30mA以下:人体感電防止用。家庭用は30mAが標準。

  • 100mA以上:機器保護用。エアコンなど大容量家電向け。

③ 定格電流と動作時間

  • 定格電流:15A〜20A(一般回路)、30A以上(エアコン・IH専用回路)。

  • 動作時間:0.1秒以内で遮断。速やかなトリップが安全性を高める。


3. 設置・メンテナンスのポイント

① プロによる定期点検

  • 年1回の絶縁抵抗測定:配線劣化を早期発見。

  • テストボタン操作:漏電遮断器の動作確認を月1回実施。

② DIYでできる簡易チェック

  • テストボタン:必ず電源が切れるかを確認。

  • アース端子の緩み:分電盤内のアース線ネジを目視点検。


まとめ—アースと漏電遮断器で家庭の安全を守ろう!

  1. 確実な接地で感電リスクを大幅に低減

  2. 30mA感度の遮断器を全回路に設置

  3. 定期点検・テストでいつでも確実に動作

  4. プロの施工で安心の工事品質

株式会社E‑TECでは、アース工事から漏電遮断器の選定・設置、定期点検までトータルサポート。ご家庭の安全対策はぜひプロにお任せください!


次回は第7回として、**「スマートホーム時代の電気工事 ~EV・太陽光・蓄電池の連携術」**をお届けします。どうぞお楽しみに!

詳しくはこちら!

 

 

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